朝と夜のランニングはどっちがいいか?夜のランニングが怖いと思ったら
朝と夜のランニングはどちらが走るのには適しているのか?・・・そんなことが話題になることがありますが、今回はそんなことについて考えてみたいと思います。
朝と夜、走ることのメリット、デメリット
朝と夜のランニング、実はどちらにも良いことと、悪いことと言いましょうか、デメリットもあります。
まず、朝のランニングですが、シドニーオリンピック金メダリスト、高橋尚子さんを育てた小出義雄監督は、「朝は体が目覚めていないため、心臓にも関節にも負担がかかる。そのため、特に走り始めはあまり快適に感じないこともある」と著書、「ジョギング&マラソン入門」(小出義雄著)で語っていらっしゃいます。
夜のランニングについても小出監督は「夜のランニングは自律神経のリズムを狂わせるため、睡眠を妨げることがある」と指摘されています。
夜というのは、体はお休みのモードに入ってゆくわけですが、走ることで体のスイッチがオンになってしまい、睡眠の邪魔をしてしまうことがある、と。
一方、朝のランニングの利点ですが、何と言っても朝の気持ちいい空気を感じながら走ることができること、走った後の時間を有効に使えること、などが挙げられると思います。
夜のランニングの利点としては、走ることで日中にたまったストレスですとか、精神的な疲れをとることができるという点が挙げられます。
朝と夜、走ることの注意点
朝、走る時の注意点として小出監督は著書の中で、朝は体の水分が不足しているため、水分を十分に補給することを挙げています。
夜はやはり暗いですので、事故などにつながることもあります。
ウェアも黒一色にしてしまうと車からは見えにくくなり、とても危険です・・
そのため、夜間でも目立つ色のウェアにしたり、反射板がついたシューズ、ウェアを着用するのも良い方法だと思います。
また、LEDライトを腕に巻きつけるようなタイプのハンディライトも販売されていますので、そういったものを活用されている方もいらっしゃいます。
夜間走るのが怖いという場合は・・?
夜間はまた、特に女性の方にとっては怖いと感じられることもあるかも知れません。
その場合はできれば、明るくて、人通りがある程度あるような場所を走るようにする必要もあるかと思います。
また、夜走るのが怖いという方であったり、どうしてもお仕事などで運動の時間がとれないという方の中にはルームランナーやエアロバイクを使って運動をしているという方もいます。
以前にもご紹介しましたが、私自身、外でのランニングとルームランナー、エアロバイクをその時々によって使い分けるようにしています。
どうしても時間がなくて外で走れない時もありますので、そういった時は例えば、エアロバイクを使うというのも一つの方法だと思います。
エアロバイクの基礎知識でもご紹介しましたが、エアロバイクは膝を痛めず、ランニングのトレーニングにもなると、冒頭でご紹介した小出監督も語られていますが、夜間だけでなく、膝の怪我が治ったばかりの頃のトレーニングとしてもおすすめだと思います。
また、忙しくて時間がなくても少しの時間だけでも走りたいという時は、ジムやご自宅などでルームランナー(ランニングマシン)を使って走ることもおすすめです。
外でのランニングとは違い、景色が変わったり、四季を感じながら走る・・・ということはできませんが、信号待ちもなければ、人をよける必要もありませんし、車や自転車に注意する必要もないので、走ることそのものに没頭しやすいのもルームランナーの利点、そして、楽しさでもあります。
エアロバイクについてはエアロバイクの基礎知識にてご紹介しておりますし、ルームランナーについてはルームランナー(ランニングマシン)の基礎知識にて詳しくご紹介しておりますので、よろしければそちらも参考になさってください。